外構の雰囲気を室内に!インナーポット活用術
「室内で外構・エクステリアのような緑量を再現する」バイオフィリックデザイン
バイオフィリックデザインとは、屋内でありながら自然環境を感じられるよう、立体的な植栽や素材、光を取り入れることで、利用者の心理的快適性や滞在価値を高め、空間のブランド体験を豊かにする取り組みです。
しかし、実際に植栽を導入しようとすると、外構のようなボリューム感・視線誘導・ゾーニングを“室内で”表現することは容易ではありません。生花や本物の樹木では管理負荷が大きく、寄せ植えや高さの調整も専門技術が必要になります。

そこで活躍するのが、プリマのインナーポットシリーズ。屋内専用でありながら、外構植栽のような量感・奥行き・リズムを誰でも簡単に再現できる “室内植栽のインフラツール”として、オフィス、ショップ、ホテル、商業施設の施工現場で多く採用されています。
インナーポットを使えば、卓上からエントランスまで、ディスプレイ経験がなくても外構テイストの室内ガーデンがつくれるのが特長。植栽の寄せ植え・目隠し・導線づくり・緑視率の向上など、商空間で必要とされる要件に幅広く対応しながら、デザイン性とメンテナンス性を両立できます。
インナーポット5号・6号の選び方|室内グリーン導入の第一歩
プリマのインナーポット(主に5号/6号)は、テーブルの“やさしい仕切り”から、エントランス・共有スペースの目隠し植栽まで幅広く活躍。限られた面積でも空間に奥行きと心地よさををもたらします。
一方で、導入時に迷いやすいのが 5号(Φ16×H14cm) と 6号(Φ19×H18cm) の違い。見た目の高さはほぼ同じでも、使うシーンによって適したサイズは変わります。
この記事では、5号・6号インナーポットの最適な選び方を、施工目線のポイントや空間別の活用例とともに解説します。「室内で外構的な植栽演出を取り入れたい」「オフィスや店舗にバイオフィリックデザインを導入したい」という方に向けた実用ガイドです。ぜひ、空間に最適なサイズ選びにお役立てください。
※本記事の植栽提案は屋内使用を前提としています。外構での設置は環境条件をご確認ください。
インナーポットの5号と6号|サイズの違いと特徴

プリマのインナーポットは一部を除き、5号(Φ16×H14cm)と6号(Φ19×H18cm)の2サイズ展開。どちらも植物をセットした全体の高さは共通なので、仕上がりの見た目の大きさに大差はありません。
違いは鉢そのもののサイズと安定感。「卓上に目隠しとしての植栽」なら5号、「床置きで外構・エントランスの存在感を出したい植栽」なら6号など、シーンに応じた選び方がおすすめです。次の段落では、具体的な活用シーンと実例をご紹介します。
なお、プリマではプランター入りの商品と同じ植物を組み合わせた「インナーポットセット」もご用意しています。サイズに迷った際は、セット商品を比較すると導入イメージをつかみやすくなります。
実際の商品をチェック|プランター入りセット
商品ページでは、プランターにセットされたインナーポットをまとめてご覧いただけます。サイズごとの見え方や組み合わせの雰囲気を比較できるので、導入前のイメージづくりに最適です。オフィスや店舗に導入する際の“完成形”を、ぜひご確認ください。
インナーポット5号|おしゃれな目隠しや卓上植栽・受付装飾におすすめ

限られたスペースにも取り入れやすい5号は、視線をやさしく遮る目隠し効果のある植栽に最適です。
幅の狭い什器にも収まる小回りが利くサイズで、ポトスやアイビーなど垂れ下がるグリーンとも好相性。デスクやカフェテーブルを軽やかに、おしゃれに演出できます。
- 高さに制限がある場所
- 幅の限られた什器やスペース
- 低めの植物のディスプレイ
- 軽量なフェイクグリーンの使用時
- 垂れ下がるタイプの植物のコーディネート
5号を使ったコーディネート例

オリジナルの什器に、葉の広がりや垂れ下がりが楽しい5号インナーポットを20点ほど組み合わせました。
垂れ下がる葉の動きがリズムを生み、軽やかで統一感のある植栽空間を演出。目線をやわらかく仕切りながら快適な雰囲気をつくります。
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高さを抑えたいレイアウトに最適なラインナップ
高さ60cm以下のインナーポットをまとめてご覧いただけます。デスクやカフェテーブル、受付カウンターなどに取り入れやすく、圧迫感を出さずに緑を演出できます。
インナーポット6号|室内で外構・エクステリアのような緑量を再現するのに最適

6号インナーポットは、外構植栽のような量感を“室内で”表現したいシーンに特に適しています。5号よりも直径・高さともにゆとりがあり、安定感の高い器形状のため、ボリュームのある枝物や、シンボル性をもたせたいグリーンにも対応できます。
エントランス、共用ラウンジ、動線づくりを意識した共有スペースなど、商空間に求められる 「視線の誘導」や「高さのリズム」 をつくるのにも最適。床置きを基軸にした植栽表現や、高低差をつけたレイアウトにも強く、空間の主役として存在感を発揮します。
なお、プリマのフェイクグリーンは屋内専用品ですが、屋根がある半屋外(セミアウトドア)空間やインナーテラスなど、外気が入るバイオフィリックな環境で演出用途としてご採用いただくケースもございます。
※日射・湿度・風の影響を受けるため、屋内使用に比べ耐久性は低下します。設置条件をご確認のうえご検討ください。
- 床から生えているように見せたい“植生的”な表現
- 背の高い植物、または高低差のあるコーディネート
- 重さのある・葉量の多い植物の使用時
- 空間に余裕があり、しっかりと量感を出したい場合
- 室内で外構・エクステリアのような緑量を再現したい
6号を使ったコーディネート例

テラメントプランターに6号インナーポットをミックスしてレイアウト。一部には、プリマの6個セットを活用しています。6号ならではの安定感はシンボルとなる大きめのグリーンも取り入れやすく、高低差をつけた立体的な植栽演出が可能です。オフィスのエントランスや室内エクステリアに設置すれば、目隠しとしての機能も兼ねた、おしゃれなグリーンレイアウトが完成します。
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高さ121cm以上のインナーポット
背の高いインナーポットをまとめてご覧いただけます。6号と組み合わせると、シンボル性のあるレイアウトやボリューム重視の演出がしやすくなります。
空間演出に役立つ植栽|インナーポット商品一覧

5号・6号の比較が、室内緑化やエントランス植栽、外構テイストの演出をご検討の方にお役立ていただけていれば幸いです。
プリマのオンラインショップでは、インナーポット植栽を25種類以上ご紹介しており、室内ガーデンづくりや商業施設のバイオフィリックデザインにも幅広くご活用いただけます。
両サイズ展開の商品は同一ページ内で比較でき、プルダウンから用途に合ったサイズをお選びいただけます。
単品はもちろん、植物をミックスしたセットや、同一グリーンを複数まとめたセットなど、おしゃれで空間に馴染むラインナップを取り揃えています。高さ200cm超のシンボルツリーから、気軽に取り入れやすい40cm前後まで、サイズもさまざま。既存プランターに設置するだけのため導入・交換もスムーズで、店舗やオフィスの植栽演出に役立ちます。
まずは空間に合わせた植栽選びのヒントとして、ぜひラインナップをご覧ください。
インナーポットの商品一覧はこちら
プランターにそのまま設置できる手軽さが魅力。サイズや樹種の比較がしやすく、導入イメージづくりにも最適です。
まずはラインナップから、ご希望のグリーンをお選びください。
ショールーム・施工相談のご案内
おすすめのコラム|パーテーションの設置方法
プランターに植物をセットする際の手順やコツを、動画で分かりやすく解説。





